2010年6月28日月曜日

生物 偉人伝1

こんにちは、鹿野です。

今日は、雨ということもあり、生徒はOさん一人でした。
しっかり英語を勉強していました。

そのような訳で、ちょっとさびしかったのですが、
今日は生物の図表をじっくり眺めることができました。
そこで、今日はそれから学んだ、ある人物の話をしたいと思います。

今日、お話したいのは、メンデルさん(1882~1884)です。
メンデルさんは、オーストラリアの農家に生まれ、貧しさの中、勉学に励んだそうです。
そして、21歳で修道院に入り、25歳には司祭になりました。

司祭の仕事をする側ら、良質なワインを作る為のぶどうの品種改良の仕事を任されます。
そこで、修道院の一角で遺伝についての研究をする為に適していたエンドウを育てるようになりました。
この研究は、1856年からなんと8年間も続きました。
メンデルは、355回もの交雑実験を行い、実に10000株以上の雑種をつくり、それらの種の特徴などを一つ一つ記録しました。
そうして、メンデルの法則と呼ばれる遺伝の法則を発見し、遺伝は、遺伝因子によって親から子へその特徴が伝わるという仮説を説いたのでした。
これが、1865年のことでした。

しかし、当時の生物学では、植物や動物の形や特徴を記載するような博物学が中心であったため、統計学とも言えるメンデルの研究は理解されませんでした。
そして、結局メンデルは自分の研究が理解されないまま、その生涯を終えたのでした。

ところが、メンデル没後16年の1900年、ド=フリース、コレンス、チェルマクの3人がそれぞれ別々の研究の中で、メンデルの法則を再発見したのでした。
こうして、メンデルの研究は正しかった事がわかり、遺伝についての研究はどんどんと進んでいったのでした。

メンデルは、何も前例のないところから、エンドウと向き合い、遺伝子を発見したのでした。
そして、そのことは、なかなか理解されませんでした。

何かを発見したり、生み出したりした人は、多くの人から理解されにくいのかもしれません。
しかし、きっといつか、だれかが気付いてくれる。見ていてくれている。その努力を認めてくれる。
そのようなことをメンデルさんは考えさせてくれたような気がします。

長くなりました。それでは。

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